月経前症候群(PMS)

月経前症候群(PMS)

月経前3~14日間程度、腹痛や下腹部の張り、胸の張り、頭痛、吐き気、眠気などの身体症状が出現し、月経が開始すると軽快するものを言います。イライラや抑うつなどのメンタルな症状が出現することもあります。

よくわからない不調がある場合は、症状が出現した日を記録し、月経周期との関係がないかどうかをチェックしてみるとPMSかどうかが分かります。

女性ホルモン、とくに黄体ホルモンの分泌と関連があり、排卵が起こっているからこそみられる症状でもあります。

すぐに妊娠を希望していない場合は、低用量ピルが著効します。メンタルな症状に対しては、低用量ピルまたは抗うつ薬が有効です。

よくわからない不調がある場合は、症状が出現した日を記録し、月経周期との関係がないかどうかをチェックしてみるとPMSかどうかが分かります。

月経周期の数え方

月経の初日を「月経周期の1日目」と数えます。そこから次の月経の前日までの日数を「月経周期」といいます。

標準的な月経は?

1周期28日前後の人が最も多いですが、25~45日周期ぐらいで定期的な月経があれば正常範囲内です。

月経出血の持続は3~7日間が標準です。

月経と排卵

月経開始から約2週間で卵巣から卵子が飛び出す「排卵」が起こります。排卵が起こると卵巣で「黄体ホルモン」という女性ホルモンが作られ妊娠に備えますが、妊娠が起こらなければ排卵から約2週間で次の月経が起こります。