結婚後1年以上経過しても妊娠が成立しない場合を言います。
7組の夫婦がいれば1組は不妊症であり、決してまれなケースではありません。しかし、実際には月経不順や子宮内膜症、性感染症などがある場合、治療に長期間を要することもあります。 そのようなご心配がある場合は1年を経過しなくても、お気軽にご相談ください。
基本的に受診時は女性のみの来院でお願いします。(パートナーの方のお話をご希望の場合は、改めて時間と場所を設けさせていただきますので、受診時にご相談ください。)
①受診予約:
TELにて受診予約をお願いします。(婦人科:076-493-5533)
②オンラインクラスの受講:
ご夫婦で「妊娠力クラス」の受講が必要です。
ただしART希望で初診の場合はご夫婦で「ARTクラス」の受講が必要です。
各クラスの日程・参加方法を確認の上、ご予約をお願いします。
③治療計画についての説明:
スクリーニング検査終了後、ご夫婦同席(もしくは夫はオンライン)で治療計画について説明を受けていただく必要があります。
① 夫婦関係確認書類:
➤法律婚の場合
顔写真付きの公的身分証明書(運転免許証またはマイナンバーカード表面)のカラーコピー
※互いの苗字と住所が異なる場合は戸籍抄本が必要です。
➤事実婚の場合
・顔写真付きの公的身分証明書(運転免許証またはマイナンバーカード表面)のカラーコピー
※互いの住所が同一であることが必須です。
・富山県パートナーシップ宣誓制度をご利用ください。詳しくはこちら
② ルナルナデータ番号発行:
ルナルナアプリでの基礎体温の記録をおすすめしています。 受診前にルナルナデータ番号を発行しておいてください。発行方法はこちら
③ 紹介状(不妊治療歴がある方のみ):
他院での治療歴がある場合は、産婦人科・泌尿器科領域における治療歴(出産、流産、死産等の経過を含む)、ARTの治療歴を申告してください。紹介状があれば持参して下さい。
7組の夫婦がいれば1組は不妊症であり、決してまれなケースではありません。しかし、実際には月経不順や子宮内膜症、性感染症などがある場合、治療に長期間を要することもあります。
不妊症とは、結婚後1年以上経過しても妊娠が成立しない場合を言いますが、そのようなご心配がある場合は1年を経過しなくても、お気軽にご相談ください。
視床下部からはGn-RH(性腺刺激ホルモン放出ホルモン)が分泌し、その影響で下垂体からはFSH(卵胞刺激ホルモン)とLH(黄体化ホルモン)が分泌され排卵がコントロールされています。視床下部、下垂体のどちらが障害されても月経不順になります。
両側の卵巣が腫大・肥厚・多嚢胞化し、月経異常(無月経、稀発月経、無排卵性周期症)を起こす症候群です。時に多毛、男性化、肥満などを伴います。
プロラクチンは、脳下垂体からおもに分泌されるホルモンで、乳汁分泌をつかさどるホルモンです。原因としては下垂体腺種と間脳−下垂体系の機能障害とがあります。プロラクチンが高すぎると月経異常や黄体機能不全を起こします。
また、卵巣は高齢になればなるほどその機能は低下します。定期的に排卵があっても、卵巣から出る女性ホルモンの量が少なくなることがあります。
卵管間質部、峡部、膨大部閉塞(卵管留水腫)があります。原因としてはクラミジア感染、淋菌感染などの性行為感染症、その他の細菌感染などによる骨盤内炎症性疾患があります。
卵管采の周囲が癒着すると、卵管采の動きが悪くなって卵をうまく捕獲することができなくなります。
子宮奇形、子宮筋腫、子宮内膜ポリープなどによる子宮内腔異常があります。
男性が何らかの原因で自分の精子に対する抗体を持つ場合と、女性が精子に対する抗体を持つ場合があります。いずれも抗体によって精子が動かなくなったり受精能力がなくなったりします。
子宮内膜症とは子宮内膜が正規の子宮内腔にはなく、骨盤の腹膜や卵巣などのなかで生着し増殖する病気です。骨盤内の癒着や炎症などにより妊娠しにくくなります。
精液量が少ない、精子数が少ないまたは精子がいない、精子の動きが悪い、形の悪い精子が多い、精液中の白血球が多い場合があります。
不妊原因を検索するための諸検査によって不妊原因を推定できない不妊症で、全不妊患者の7〜26%といわれています。
卵巣および下垂体機能の検査です。必要に応じてホルモン負荷テストを行うこともあります。
卵巣予の備機能の指標として、その有用性が注目されています。
子宮内腔の形態、卵管の通過性、腹腔内の癒着の有無をレントゲン検査で調べます。
子宮内腔の形態、ポリープの有無などを調べます。
卵胞や子宮内膜の発育状況を調べます。
黄体ホルモン・卵胞ホルモンを検査し、黄体機能の評価をします。
当院ではルナルナメディコ(基礎体温アプリ)を導入しております。 スマートフォンでダウンロードしたルナルナアプリで基礎体温を記録、それらを病院のタブレット端末で確認可能となりました! 煩わしい基礎体温グラフ用紙の記入や通院時に用紙を持参する手間も省けます。 是非ご利用ください。
詳しくはこちらへ子宮や膣、卵管に細菌やクラミジア等の感染がある場合は炎症を生じ、不妊原因となることがあります。無症状であっても治療の対象となります。
一般精液検査(精子数、運動率、形態など)を測定します。
先天性風しん症候群の発生を予防するために、風しんに対する十分な免疫があるかどうかの抗体検査です。
不妊治療はまず、排卵と性交のタイミングを合わせるところから始まりますが、原因によっては人工授精、体外受精や顕微授精などの高度な生殖補助技術が必要になるケースもあります。
また、年齢によっても治療法は変わってきます。負担が大きい割には結果が出ず、治療を終結しなければならないというケースもあるでしょう。
当科では患者様になるべく早めに治療の全体像を理解していただき、お一人おひとりが主体的に治療を選択していただけるように勉強会を開いたり、情報提供をさせていただいたりすることに力を入れています。
カップルの数だけ不妊に対する向き合い方があると思います。お互いの気持ちに耳を傾け、それぞれの関係を見直す機会にしていただけたらと考えています。
そして、不妊症の治療は、検査の結果判明した原因により方法が異なります。
高度生殖医療をご希望の方は婦人科(076-493-5533)までお問い合わせください。
クエン酸クロミフェンあるいはレトロゾール、rFSH等を用います。
子宮卵管造影や腹腔鏡検査にて両側の卵管が閉塞していることが確認された場合は体外受精−胚移植の適応となります。
不妊症の方の約半分に子宮内膜症が存在し、レーザーで病巣を焼灼することにより、治療後の妊娠率は向上する場合があります。
年齢によっては、すぐにART(生殖補助技術)が必要な場合があります。
精子を細いチューブを使って子宮腔内に入れることを人工授精といいます。精液中には雑菌が存在することもあり、そのまま子宮腔内に入れると卵管閉塞の原因になることもあるので、洗浄した精液を用いた人工授精を行っています。
ARTの治療をされる方は限度額認定証の利用をおすすめします。詳しくはこちらをご覧ください。
当院での生殖補助医療治療成績を公表いたします。
当院は富山県・石川県・岐阜県の特定不妊治療費助成事業の指定医療機関です。
各自治体によって助成金の条件や申請方法が異なる場合がありますので、患者様ご自身で各機関にお問い合わせのうえ書類のご用意をして申し出てください。
2020年4月より富山市の不妊検査費助成事業が開始しました。
子どもを望む夫婦が、機を逃すことなく早期に検査を受け、必要に応じて適切な治療を開始することができるよう、不妊検査に要する費用の一部を富山市が助成するといった内容です。
申請希望の方は詳細をご確認のうえ、お申し出ください
富山市不妊検査費助成事業について不妊治療中は妊娠を期待しすぎることや、先の見えない不安などからストレスがたまり、そのために排卵がなくなることさえあります。
また、悩みを一人で抱え込みかえって体調が悪くなることもあります。
当科ではメンタルケアとしてカウンセリングやリフレッシュヨガを取り入れ、患者様のストレスを少しでも軽減できるよう努めていきたいと考えています。
不妊に関する検査や治療について、より正しく理解するためのクラスです。
妊娠力クラスは不妊治療などについて、ARTクラスは体外受精・胚移植・顕微授精についての内容となっています。
ご自分が受けていらっしゃる検査や治療の内容を知っていただくことで、少しでも不安が軽減できればと考えています。
クリニックの患者様対象のヨガクラスです。
ご自分の体と心のために、60分間ゆっくり体を動かしリフレッシュしましょう。
女性の立場にたった女性によるカウンセリングです。
あなたが悩みの原因に気づき新しい一歩を踏み出せるよう応援します。
カウンセリングの回数や頻度などは、ご相談しながら進めていきます。
プライバシーは守られますのでご安心ください。
1回 60分 5,555円(税込、保険適用外)
月・火・水・金 9:00~17:00まで 木・土 9:00~12:00まで
※日・祝・第4土曜日は休診日です。
キャンセルは前日までにご連絡ください。
当日のキャンセルは、全額負担となりますので、ご了承ください。